実は、政府は4月に、研究開発を先導する特定国立研究開発法人を指定する法案を閣議決定する方針で、理研はその最有力候補だった。だから理研としては、責任を小保方氏一人に集中させ、他の理研関係者は一切不正には関与していないというかたちを取ろうとしたのではないか。仮に小保方氏が「改ざん」や「ねつ造」をしていたとすれば、それに気づかなかった共著者たちは、どこで何をしていたのか。逆にいえば、何をしなかったのか。

 理研は責任を彼女一人になすりつけようとして、逆に捨て身の大変なしっぺ返しをくらったのではないか。